IASBがIFRS第16号「リース」の修正を提案

IASB(国際会計基準審議会)は11月27日、セール・アンド・リースバック取引の会計処理を改善するためのリース基準(IFRS第16号)の修正を提案しました。

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現行の基準では、セール・アンド・リースバック取引におけるリース負債の事後測定について明記されていないことから、事後測定の方法を定めることを提案したようです。

端的に説明することが難しい論点のため詳細は割愛しますが、特に指標やレートに連動するもの以外(例えば売上高)の変動リース料について使用権資産を計上することで、それに見合うリース負債の事後測定をどのように行うのかという点は現行基準で明記されておらず、以前から論点になっていたところです。

今回の提案により、当初測定時とともに事後測定が明記されることになれば、実務での混乱も解消されてくるのではないかと思います(一方で、個人的にはこの論点がIFRS実務上でそれほど該当事例があるのか?という点は気になっています)

別途、設例も明記されると読む側はさらに助かりますね。

なお、本修正案は、セール・アンド・リースバック取引で生じるもの以外のリースの会計処理を変更するものではありません。