日本経済新聞に「IFRS変わる決算書」シリーズとして、実務家インタビューが掲載されています

2027年度からIFRSでの損益計算書の表示に関して新しい基準「IFRS第18号」が適用される旨は、以前にも以下の投稿にて記載したとおりです。

IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」の3つの要求事項について私見を交えて

IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」の損益計算書における区分及び小計について整理してみた

本日の日本経済新聞朝刊から「IFRS変わる決算書」というテーマで、当該表示の変更に関しての実務家へのインタビュー記事が数回にわたって連載されるようです。

初回のインタビュー記事でも、IFRS第18号が適用されると各社がバラバラに定義していた営業利益が統一されることについて、

「現状のコア営業利益や調整後営業利益など各社各様だったものから定義がそろうのは良いことで、比較しやすくなった点は歓迎できる。ただIFRSと日本基準では『営業利益』の定義が異なる。それを調整する作業はまだ残る」

といった回答がされており、上記の他にもIFRS導入支援に携わる私としても非常に共感できるインタビュー内容が掲載されています。

IFRSをすでに適用している企業はもちろん、これからIFRSを適用しようとされている企業の担当者の皆さまにも参考になると思いますので、ぜひ一読されてみることをオススメします。