某東証プライム上場企業へのIFRS導入案件が今月末で契約満了ということで、昨晩酒宴会を設けていただきました。
「いくつかの会計方針で理論武装が難航しているので助けてくれないか」とご依頼をいただいたのがおよそ2年半前。
すでに大手コンサル会社が支援に入っていましたが、私にはIFRS導入に関する長年の経験と支援社数トップクラスとしての自負があります笑
まずは会社の現状を理解するところから始まり、大手コンサル会社からバトンを譲り受けて会計方針の検討や理論武装を徹底的に行いました。何度も会社担当者と打ち合わせを繰り返し、最終的に監査法人の了承を得ることに成功。
その成果が認められ、監査法人との協議と指摘へのフォロー、初度適用の検討、IFRSベースの連結財務諸表作成につながるまでの資料体系の作成・助言。それに加えて、有報や短信・計算書類など開示資料の作成・チェックまで、当初の想定を超えて幅広く関与させていただきました。
私としてはあっという間の2年半でしたが、最終的には、会社担当者の方々を中心にIFRSの数字や開示の作成が回る状況まで仕組みを構築できたと思います。
会社側のプロジェクト責任者からは「今回の支援があったからここまで辿り着くことができた。本当に感謝している。また、会社の経理担当者も今回のIFRS導入実務を通じて驚くほど成長してくれた。IFRS適用を外部に向けて公表した際には、自分が支援したんだと言い放ってもらって構わない!」いう嬉しい言葉までいただき、大変喜んでもらえました。
さぁ、はよIFRS適用を公表してください!笑
私自身も関与メンバー全員が一丸となって前向きに取り組む姿勢を見せてくれるチームの一員となれたこと、本当に感無量でございます!
プロジェクトが無事終わるというのは、会社が自立できたという証。
本来は愛しい子どもが手離れしたのだと喜ぶべきかもしれませんが、今まで同じ目標に向かって突き進んできた仲間と一緒に仕事ができなくなると思うと、やはり一区切りというのは寂しいもんです。
次回はIFRS適用後のフォローか、あるいは別の案件でご一緒できる日を楽しみに。また今日から、お客様に満足してもらえるサービスを提供していきたいと思います。