キャッシュレス決済比率が30%超に

経済産業省は6月1日、2021年のキャッシュレス決済比率の算出結果を公表しました。

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我が国のキャッシュレス決済比率は年々増加傾向にあり、2021年には32.5%と初めて30%を超えたようです。その内訳は、クレジットカードが27.7%、デビットカードが0.92%、電子マネーが2.0%、コード決済が1.8%となっています(以下、図表は経済産業省のHPから抜粋)

キャッシュレス決済の大半はクレジットカードというのは予想していましたが、個人的な印象としてはデビット大健闘!(今年まだ使ってる人みたことない)。ちなみにコード決済とは、QRコードやバーコードを使った決済ですね。

なお、クレジットカードを利用する理由としては、小銭が不要で会計が楽だとか、ポイントが貯まってお得とか、利用明細があると家計簿つけるときに助かるとか、人それぞれあると思いますが、支払いが先延ばしできるというのも大きなメリットでしょう。

クレジットカードで購入後1ヶ月ほど経ってから口座から引き落とされるということは、つまりその1ヶ月程度のあいだ無利息でお金を借りたのと同じ意味があります。

資金繰りに困っているという中小企業の経営者にかぎって、品代や書籍代、電話代などの経費を現金で支払っているという場面によく出会います。近年は法人税や消費税といった税金もクレジットカードでの納付ができますので、これらを含めると相当な金額になる会社も多いのではないでしょうか。

クレジットカードでの決済割合は増えてきたとはいえ、それでもまだ民間最終消費支出に占める割合は4分の1程度。

金融機関から融資を受けようかと考える前に、クレジットカードで決済できるものはなるべく利用することも資金繰り改善には有効です。

ただし、無駄使いには要注意。ご利用は計画的に。