「事業承継ガイドライン」が改訂されました

中小企業庁は3月17日、「事業承継ガイドライン」の改訂について公表しました。

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5年ぶりの改訂となった、事業承継ガイドライン。

今回の改訂のポイントは、①掲載データや施策等の更新、②増加しつつある「従業員承継」や「第三者承継(M&A)」に関する説明を充実、③後継者目線に立った説明の充実となっているようです。

以下、参考までに目次を掲載しておきます(「事業承継ガイドライン」より抜粋)。

はじめに
第一章 事業承継の重要性
1.中小企業の事業承継を取り巻く現状
2.事業承継とはどのようなものか
第二章 事業承継に向けた準備の進め方
1.事業承継に向けた準備について
2.事業承継に向けた5ステップの進め方
3.ポスト事業承継(成長・発展)
4.廃業を検討する場合
第三章 事業承継の類型ごとの課題と対応策
1.親族内承継における課題と対応策
2.従業員承継における課題と対応策
3.社外への引継ぎ(M&A)の手法と留意点
第四章 事業承継の円滑化に資する手法
1.種類株式の活用
2.信託の活用
3.生命保険の活用
4.持株会社の活用
第五章 個人事業主の事業承継
1.個人事業主の事業承継における課題と対応
第六章 中小企業の事業承継をサポートする仕組み
1.中小企業を取り巻く事業承継支援体制
2.事業承継診断の実施
3.創業・事業再生との連携
4.事業承継のサポート機関
おわりに
<事業承継診断票(相対用)>一部抜粋
<事業承継診断票(自己診断用)>一部抜粋
<10 カ年版事業承継計画(様式)>
<10 カ年版事業承継計画(記入例)>
<5 カ年版事業承継計画(様式)>
<5 カ年版事業承継計画(記入例)>

全部で139ページと比較的ボリュームはありますが、事業承継の種類や準備の進め方、支援体制など充実した内容になっています。

事業承継を検討されている中小企業の経営者はもちろん、事業承継を支援する専門家や各種団体、金融機関の方々もぜひご参考にされてみてはいかがでしょうか。