「ゴール逆算方式」IFRS導入支援

「IFRS導入プロジェクトの最終ゴールは何でしょうか?」

IFRS導入プロジェクトのクライアント様やセミナー・講義において、まず私が始めに質問することです。

ゴールがブレると、プロセスがブレます。目標が明確でないと、時間もコストも無駄に消費することになります。しかしながら、多くの方が、IFRS導入プロジェクトのゴールおよび全体像が見えないままに走り出します。
「他社がギャップ分析をやっているから、自社でもとりあえずやってみたものの、その先に何をすべきか分からない」と思考が停止している企業も見受けられます。
ギャップ分析が目標になっており、ゴールが見えていないのです。

では、IFRS導入プロジェクトの「最終ゴール」は何なのでしょうか?
IFRS導入プロジェクトの「最終ゴール」は、ギャップ分析を実施することでも、連結財務諸表を作成することでもありません。

IFRS導入プロジェクトの「最終ゴール」は、「IFRSに基づく有価証券報告書の作成」です。

言われてみれば、当たり前です。しかし、IFRS導入プロジェクト進行中の方でも、IFRSに基づく有価証券報告書を見たことがない、という方が驚くほど多いのです。
ゴールを知り、ゴールを分析し、「ゴール逆算方式」によってプロジェクトを実施すれば、必要なことにだけ時間やコストを注ぐという決断が可能です。その結果、効率的なプロジェクトを実施することができます。

他方、ゴールを明確にせず、スタート地点からの「積み上げ方式」でプロジェクトを開始すれば、いつまで経ってもゴールが見えず、重要性がない、もしくはゴールに直結しないことに時間とコストをかけてしまうという非効率なことを行うことになります。

今までプロジェクトに参画してきたなかでの肌感覚では、後者の「積み上げ方式」でプロジェクトを実施されている企業の方が圧倒的に多いと感じます。

「IFRSを導入することになったが、ギャップ分析から始めてよいのか?」
「膨大な資料を作成しているが、本当にこれだけの資料を作成する必要があるのか?」
「IFRSを導入すると、こんな細かい会計処理まで対応しないといけないのか?」
「大手に支援を依頼するほど、うちの会社は規模も大きくないし、コストもかけられない。。。」

IFRS導入に関する依頼はもちろん、上述のような不安や相談があるという方も、お気軽にお問い合わせください。